「100日後に死ぬワニ」より「今夜死ぬかもしれないあなた」、でしょ?
「100日後に死ぬワニ」とは?
クリエイターのきくちゆうきさんがつくられた、
100日後に死ぬワニの何気ない日常を、
4コママンガ形式でつづる、という作品です。
twitterで毎日公開され、先日最終回を迎えたようです。
世間の反応への違和感?
私の周りでも、毎日見ていた人もいて、
人気のコンテンツ自体はとても素晴らしいです(コンテンツとして大成功!)
だから、私も存在を知るに至りました!
が、コンテンツを目にした人の
「毎日、大切に生きていこうと思った、、、」
とか、
「命の大切さを感じた、、、」
とか、率直に言うと
薄っぺらい反応にはかなり違和感があります。
死ぬことは『普通』生きていることが『特別』
私たちは年齢に関わらず、
・階段から転倒したら死ぬ
・クルマに轢かれたら死ぬ
・大地震で建物の下敷きになったら死ぬ
・突発的な心不全になったら、手を施す間もなく死ぬ
・たったの数分、酸素を遮断されただけで死ぬ
・・・
いとも簡単に消えて無くなってしまう存在です。
「生きていること」とは、必要な諸条件がぜ~んぶ
揃わないと起きない、『とても特別な現象』です。
こんなことは、
別にいちいちマンガにふむふむいわなくても、
分かっていたことです。
何を勉強になった、とか言っているの?
と素直に思ってしまいます。
ーそれはきっと、その人が毎日を必死に生きていないからです
「100日後に死ぬワニ」より「今夜死ぬかもしれないあなた」
きっかけとしては悪くなかったのかもしれませんが、
あなたが頭に留めておくべきは、
「100日後に死ぬワニ」
より、俄然、
「今夜死ぬかもしれないあなた」
です。
生きているというとても特別な状況で、
自分を大切に、他人を大切に、
全力で仕事や遊びに取り組んでいるのか、
今夜眠りにつき、二度と目を覚ますことがなかったとしても
悔いのない時間を過ごしているのか、
そこにフォーカスすべきですよね。
そして、そういう満足度に関係しない行為は
何かしばらく準備してから、とかではなく
もう今日から一瞬でやめにしましょう。
「今夜死ぬかもしれないあなた」を本当に大切にしたら、
1ミリも躊躇しているヒマはないのです。
では、みなさんも最高の一日を!!